敬老の日に想うこと




さる日曜日にはこの里の敬老会で私ども二人御呼ばれいただきました
一足早い敬老会で昔から里では早々と執り行われていました
今にして思えば その昔 母は敬老会には
献身的にお世話をしていたようでした


白いエプロン姿がせっせと立ち振る舞っていました
その母がやがて招待組から御呼ばれ組に移行した日に
「今日から年寄り組、、、」と呟きました
気落ちしたようにも見え嬉しそうにも見えました


純譲りで私どもがお世話組になったころには
母はとうにいませんでした
この里の敬老会も公民館からホテルに変りましたので
エプロン姿はなくなりました


当時母は「この里の敬老会はあなた達の時代まで続くかなぁ、、、」
と 続けばいいが 、、、
それが今も直続いています  同じく順送りで
私たちも 揃って御呼ばれの栄にあずかっています


その私も「いつまで続くだろうか、、、」と案ずるようになりました
その時の母の想いがやっと私にも理解できるようになりました
「祝いの栄に浴する喜びを 次の人たちも味わってほしい、、、」



同時に先輩を尊び先輩をもてなすことの楽しさをもしってほしい
母はきっとそう思ったのだろう
そして私も又そう思ったとき胸が熱くなりました

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