猿辷り(’さるすべり)燃える

猿辷りの花  毎年残暑厳しい折に咲く花 家の裏手に咲きに咲く花 西日を浴びて汗ばむように燃える 45年前に植え付けて毎年確実に咲いた花です だが生けたことはこれまで皆無でした 今年は涼しい気候のせいか一度は生けてみようという気になりました 木質化した枝は矯めがききませんが若い枝はためられます おかしなもので一度生けた花と樹木には馴染みになります 特にお気に入りの花木には殊更に相性が沸いてきます …

庭の恵みにありがとうです

庭が広いのは嬉しいことですが 広すぎて草刈りや手入れは到底自分たちではできません 常に人さまの手に頼るほかありません ですが今日の花材は全て庭歩きの産物です 枯れ枝は桜の病気の枯れ枝が足に絡みついてきます そっと拾い上げてみると「これつかえそうだ」、、となります アジサイは終わったと思っていたのに庭の隅で 「ここだよ、、、」とこちらを向いて揺れています 棕櫚竹のさらさらとした葉にハランを切って …

秋の海

3日前には暗く荒れ狂っていた海 今日は穏やかな秋の海に変りました ゆったり白い雲も参加して 向いの島は横島 昔(約400年前)平戸にオランダ交易の拠点があったころ この島にオランダのロ-プを作る工場があったことが ほんの数年前にわかりました 引き潮の海はネガティブでひんそな海鳥の声が寂しい 秋の陽が沈むころ 潮が満ちて 日暮れながら 海はいつもの豊かさを取り戻します 今日の花はあじさいと水芋の大…

青葉散らして

台風は青葉を散らして去っていきました 夜半の風の音は唸ってさぞかし被害の爪痕を残すかと 思いましたが 去った朝の庭には青い木の葉を散らした程度でした 散った青葉の吹き溜まりにしきりに雨が降りそそいています 私は身支度をして車を走らせた 大風後の私の任務です 桜の樹木の安泰を確かめないと次に進めません 千本桜の群落の一つ一つを渡り 「何事もなかったね、、、」 と呟くのが 台風後の慣わしになっていま…

台風接近

今朝は雨 はじめは小雨が音もなく降り 今は 台風の前ぶれらしく勢いを増している だが空は明るい 桜の葉が一日ごとに散っていく 台風がまともに襲来したら 更に落ち葉は重なる ここ山里には桜を数年まえから植え始めて 今 千本桜になった もちろん市の援助もあり 里の有志のみなさんの協力の賜物です 返す返すよくやったものだと折にふれそう思います それにつけても 台風接近の度毎に 未だ若い木は大丈夫かと心…

今日の花

再度暑さが戻ってきました 暫くは蜩の鳴き声だけになり今年の夏は早々と 去るのかなと緊張がゆるみかけましたが さにあらず 今日は強い日差し 蝉たちが今がたけなわとばかり 凄い調子で沸いている 油蝉 虎蝉の強烈な声に圧倒されます あじさいとハランの投げ入れです 投げ入れの生けかたは肩の力が抜けて爽やかです このあじさいは木陰にあるせいで 強い日差しに焦げることなく 独自の変化が進みます 色はパステル…

人生 これからが楽しみ

我が家の庭です 始めまして 今日から 仲間入りさせて頂きます よろしくお願いいたします 庭が広すぎて 手に負えません 妻と二人では 雑草の茂りには 到底追いつきません 時折 人に来てもらい 草刈その他を手伝ってもらっています あじさいの花を切り落としたところです 短日に入る前に整理してないと 次の年にいい花が咲きません 壺が庭には9個ありますが 秋の紅葉と 春の桜の頃 花を生けてお茶を楽しみます…