順調に準備進行中

自分の花 生ける暇あり カリンの実が傍にあったので 迷わず投げ入れ 時間が刻々過ぎていく 花展準備はほぼ出来上がり 眠い  しばし仮眠とる

作品が見えてきた

きささげとアンス 午前中はMさんの花をみにいった 葛の作品 つるの線の走りと蔓が描く空間がいい 午後 もう一人のMさんが作品素材を積んで見せにきた 真っ赤に染め上げた流木である 思い切り腹が決まっている ちまちまはない 気持ちがいい 同時にSさんも来訪 皆忙しい人ばかりだ 大した作品が揃う筈 嬉しい

花の仲間達

柿の投げ入れ 枝を切り取った時は前後に分かれ枝や実それに紅葉の葉もついていた どんなに生けるというイメ-ジはない ひたすら不要な部分を切り落とした あれもいい これもいい と言っていると 柿は生けられない いつもそうだ 単純に秋の澄んだ空を背景に光る柿の実には添え葉も 枝もなく 凛と孤立した姿がいい 百舌鳥が高きにいて一声金属音をだすように カラス瓜 この土地では カラスの枕といわれる カラスが…

バァ-の健康

バァー(妻)が近づいてきて 「この頃は ふらふら不安定、、、」といった 最近の妻は時折「こんなに疲れるのは 癌かなぁ」と言ったりする まさか癌とは思っていないのにそう言って笑う 家庭菜園をあんなに熱心に楽しんでいたのに もう限界ねと言ったりする この秋Mさんに僅かな畑を耕し畝をたてて 黒ビニ-ルでマルチングまでしもらったのに ほんの一列ニンニクを植えただけだった 畑は1/3使っただけ まだ玉ねぎ…

真夏に生けた原色

今年の夏前半は毎日猛暑が続いた 熱中症の報告があり 更に8月は異常高温だた聞かされた そんな7月15日に生けたハランの生け花 異常さと緊張感が伝わってくる 前日に吹き付けたものを多分次の日の正午前に生けたようだ 今年の夏場は大丈夫だろうか不安な日 汗ばむ緊張の中で生けた記憶が未だ新しい 生けながら色が濃い過ぎとか煩悶した その時はこのどぎつさを当然のように肯定したようにおもう 原色は控えようとも…

秋は柿の花材がある

庭のオブジェが風雨に晒されて傷んできた その上 長年同じ場所に置いているので下には 宿根の草がはびこった いつかはやり直さないとと 思っていたのでやっととりのいた 草刈り機で刈り取るとすっきりしていい気持になる オブジェはボロボロになった部分を除去して組みなおした 分量は以前の半分程になったが 軽量になり ふてぶてしさや鬱としさがなくなり ほっとした 時折手をいれないと新鮮味がなくなるなぁと思う…

個性

桜の木の枝がちじれて奇形になるテングス病の枝は 時に異常な雰囲気を醸し出す 何度か花材として生けてみたことがあり 面白いと思った 花器はガラスのフラスコ テングスにかかった桜の枝 色を吹き付けたハラン 庭から拾ってきて フラスコに作為なくいれる 色を加えた ガラス窓の向こうに立てかけたきささげ ふと見た窓に映った影が微笑ましい 最初は「はて、、、何だ」と思う これは竹を割って そのあまり材を輪に…

文化の日が近くなる今

昨日Kさんがきてくれた 西よりの庭に手がついていなかったので その辺りの椿を円筒に刈ってはいるものの あいまいな状態だから手をいれてもらった 円筒の椿は一か所に4本あり背丈も幅も不揃いなので 揃えてもらったらその辺りが整然とした雰囲気になった 空気まで凛然と引き締まってくる 作業が終わってから私は思わず「見事だ 美しい、、、」 といった 私がKさんにそう言ったら 彼は下向き加減にうなずいて微笑ん…

落葉枝の見事な美しさ

窓に隣接してキササゲの樹木が枝を張り詰めている 春から芽吹きだし夏にかけて大きな葉を広げてくれるので 強い光線を遮って室内は緑の柔らかな光になる 実にありがたい樹木である 7月の初めごろ花を満開させて次第に実をつける 実は野菜豆のささげにそっくりなので木ささげというのだろう 実をつけた枝は生け花の花材によく使われている 秋の始めから葉を落とし始めて10月の今は殆どなく すっかり裸木になつてしまう…

散る寸前のバラの投げ入れ

Nさんはバラが大好きである 特に自宅の庭に咲いたバラを玄関に投げ入れするのが 楽しみであるようだ 数年も前に商売をご子息に譲られてからは自宅の庭をあれこれ いじられている  私が訪ねると庭のテ-ブルでお茶のもてなしだ 私が花を生けるのでNさんとの会話は常にバラや生け花の話になる Nさんは時折椅子から立ち上がりバラの過ぎかかった前に案内する 春のバラは初々しくていかにも若者らしい美しさがあるが そ…