バラから椿へ

何時こぼれてもいい花 花の下には零れ落ちた花びらが 何片か重なっている 艶やかで濡れている花は一番力に満ちて 魅力があるのだが 時期過ぎの渇き気味の花もいい 気負いがなく 役名終わりの花には安ど感があり いつ散ってもいいと言ってるようだ 自然に散るのがいい 潔く散るのはかわいそうだ 晩秋には椿(藪椿)が咲く 寒々とした次の季節 日当たりのいい枝に 最初に咲く椿は初々しく 嬉しい

リヤ-王の娘コ-デリア

晩秋の庭の花材 花材を探そうと思ったわけではない 習慣として庭を歩いていたら 材料が目に入る 何でもない枯れる寸前の枝や草である でも その場から離れられず立ち止まる よく見ているうちに それらは この季節の名残を宿して 耐えているようにも見える そんな思いがして手に取ってみると 花材等も自分たちも移り変わっていく季節の叙情の中に 共生していることをかんじる 静かな喜びでもある コ-ネリア この…

いつでも花を生ける

イブビアッチェ 濃厚な赤色のバラ 花弁の重ねは厚く更に香りは強烈 30年もの昔初めてバラを植えた数種類の中の一つ 始めて我が家の庭に咲いた時の喜びと感動を忘れることは出来ない 美人天女が舞い降りてきたような驚き 来る人来る人をこの花の前に案内した 実に 特異そのものだった ニュ-サイランの白と緑のコントラストが美しい 毎度毎度そう思う 先端を輪にしてホチキスで止めた 意外な良さにやる気をもらう …

花さか爺さんがお目見え

コスモス畑と手作り人形がお目見えとの情報を 聞いたのですぐ行ってみた なるほど道下に広がる田んぼは広い 思わず拍手したくなる 花さか爺さんがよくできている 道行く人が暫し車を止めたことだろう 田舎だからこそこんなイベントがあちこちで 企画されたら面白かろう

モズが高鳴く いい秋

柿 フウセントウワタにバラ 今朝がたは激しく雨と風に見舞われて 日曜日は 悪天候と思っていたら午前中に晴れ上がった 晴れ晴れした光の裏山で 突然モズが鳴いた キーキキッ キキ キ-声が鋭く澄んでいる 暫くさえずって はたっといなくなった 田んぼの取入れが終わり鈴なりの柿は葉を落として 朱色に輝く 静かな秋 そんな情景の空気を ツンザクようにモズが鳴く モズは高い木の先端に止まる そこでキキ-と鳴…

白バラと夕日

蔓バラ 白い花を四季折々に咲かせてくれる この前を通りすぎるとき 今日も咲いてるね と呟く 中輪の花だが輪数が少ないため大きく育つ 何時だったか沢山立った時 枝を切って生けてみた 屋内に持ち込むと 花は大きい 花弁の重ねが多いのでボリュウムがたっぷりしている 存在感があり凛としている 嬉しい花の一つである 話はかわるが 花の色では 夕闇にいち早く消えるのは赤系の花だ 次は黄色の花 かなり闇に迫ら…

みんなでわくわく弾んだ日

朝寝をむさぼり 庭に下り立ったのは10時過ぎ 安堵した気持ちで空を見上げると青空に 山茶花の白花が実に穏やか 見上げる私にやさしいほほえみ 又 よろしくねと呟く 花展生けこみの前に仲間達にいった 生けこみが一番大切 意欲的で楽しく 仲間達全員で わくわくやろうよ 出来上がった作品は来場者のもの 私たちに大切なのはどんな気持ちで生けるかです 生けるのが楽しくてたまらない そんな生けこみをしたら 来…

文化の日の花

文化の日の調べ高い一日が終了 お世話になりました沢山の皆様方に心から 感謝もうしあげます この日の花展の作品を数点ご紹介いたします 私の花の仲間 Sさんの作品 もう一人のSさんの作品 Mさんの作品 Rさんの作品 其の人その人の想いや気心が感じられて 大変 楽しく 又嬉しい気持ちです

文化祭の作品

文化祭の作品を一つづつ掲載します 最初はYさんと私の合作 明るく漫画風に軽やかを求めました 気分よく楽しくを心して生けこみました 私の花の仲間達も楽しそうにいそいそと生けていてくれました 大変嬉しい生けこみ風景が展開していたようでした

美酒の香り

空がどんよりと曇っている いい天気が暫くつづいたから 静かな日もいい 雨が降りそうでもある カリンがほんのりいい香りを放っている とても気持ちが和んでくる上等の癒しだ 大きな金玉 黄金の響きだ 金杯に滴る美酒の香りを推測してみる 夢の世界で出会いそうな 極上の酒