NHK日曜美術館

向井潤吉画伯の民家茅葺の絵画とその心情は親しみもあり
わかりやすいテ-マでありました
大戦中南国の激戦に参戦 戦争の悲惨辛酸を体験し
敗戦で本国に帰還したときは心はぼろぼろの状態でした

そんな折まだまだ多くの残された民家をみて大変心が癒されたそうです
爾来全国に点在する茅葺民家を描くのが自分のテ-マとして
93歳の生涯を閉じるまで描き続けたとのこと

現代人の誰しもが共感する日本の原風景 私のこの里にも戦後久しく
茅葺の民家や水車小屋が残っていました
既に水車は放置され中をのぞくと蜘蛛の糸が張り巡り湿り気と同時に
枯草の腐りかけた匂いが漂っていた

若いころの私は都会に疲れて故郷に帰り近くの海の渚べや水車小屋を
飽きず放浪した
今はないが茅葺家の同級生をよく訪ねた
そんな日常を過ごしているうちに いつしか心身の回復ができていた


画伯の絵画に浸りながら民家の写生を続ける画伯の心情がよく伝わり
自分も又癒されるひと時でした

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