花盛りの里を共有したい

花を生けていると想いが次々に膨らんできて
あんな花をこんな線をとモチ-フが浮かんで心弾む

庭には晩秋の気配がほうぼうに定着してもう冬だと思う
先日花好き人がこの場所に立って「桜が見事になりましたね」
と頭上の桜の木を見上げて「もう桜は先が見えて安心ですね」


里の桜のことだ もともと 桜は群生して数か所に植えたので
一望できる筈もないが この坂の上に70本 お宮の上下に100本
公民館に何本 海沿いに何本というように植え付けた


「この桜の下で杯を酌み交わすのは何時だろうか」そんな会話が
よく聞けるようになった
桜はこの山里に大変嬉しい夢を添えてくれている


花のある暮らしに既に突入している
春の花を楽しみ 花の咲く日を待つ心を桜は作ってくれた
そして各家庭に花を植えよう 出来れば自分の庭には
これ以上植えきれない だから道路端にもあの角の空き地にも
花を植えよう となりたい


その未来がどんなに素晴らしいか 推測するだけで嬉しい


だが世の中にはそんな素晴らしさに背をむけて
何のためにと不満を言う人もいるのは事実だ
喜びを共有できないのはもったいない

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